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足場工事~資格のはなし~


建築工事では、じつにさまざまな工種があるのですが、
どの工事も足場が組み立たないと、施工が進まないといっても
決して大げさではありません。

各種工事の土台となっているのが足場工事ですので、
安心・安全に施工できるようにするのは我々の第一のつとめです。

足場工事は、高い場所での作業がほとんどで、危険の付きまとう作業になります。
災害を未然に防ぐために、安全に作業が遂行できるように、
足場工事には法律で定められた資格があります。
今回は、資格を取得するための条件についてみていきましょう。

労働安全衛生法に定められた足場工事の資格として以下の2つがあります。
① 足場の組立て等作業主任者
② 足場の組立て等作業従事者

これらの資格は国家資格となっていて、
作業主任者になれば、現場の足場工事において主任者として従事が可能となります。
主任者だけが有資格者であればよいというわけではありません。
主任者の下で作業する人も、作業従事者の資格が必要となり、
その資格がなければ、足場にのぼることもできません。

上記の資格は講習を受講し、修了すると与えられる資格ですが、
受講に際しても条件があります。
① 足場の組立て・解体または変更に関する作業の実務経験が3年以上の者。
② 大学・高等学校などにおいて土木・建築または造船を専攻し、実務経験が2年以上の者。
③ その他、厚生労働大臣が定める者。

この条件のなかのいずれかに該当していると、受講が可能となります。

弊社は、資格取得を目指す方に対してサポートできますので、お気軽にご相談ください。