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構造物の種類と耐震性

 


建築構造物の種類と耐震性

震災の爪痕を教訓として、日本の住宅は、安全性を改めて見つめなおすことになり、
従来、一般的だった木造建築の強度や耐震性、防災面よりも優れた構造物を
主流とするような動きに変わりつつあります。

木造を含めて、建築構造物の種類はおもに7種類あります。
・鉄骨造り(S造り)(軽量鉄骨・重量鉄骨)
・鉄筋コンクリート造り(RC造り)
・鉄骨鉄筋コンクリート造り(SRC造り)
・コンクリート充填鋼管構造(CFT造り)
・アルミ造り(AL造り)

耐震性が高い構造は、SRC造りとCFT造りです。
鉄骨のしなやかさと、鉄筋コンクリートの強さを兼ね備えています。
一般住宅ではあまり採用されることが少ないですが、
大規模な建築物や商業施設、複合施設やビル、避難施設などに使われることの多い構造です。

アルミは取り扱われることが少ない構造ですが、最大の特徴はその軽さです。
軽量な構造が、耐震性としての効力を発揮させます。

RC造りや重量鉄骨造りは、耐震性の高い構造で揺れが少なく、マンションに多く採用されます。
重量鉄骨造りは、鉄の板が分厚いので、大きな力に耐えることができます。

軽量鉄骨造りは、重量鉄骨の軽量版といったイメージになります。