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ボルトか?溶接か?鉄骨の接合方法について

工事現場で鉄骨を接合する方法は、ボルトによる接合と、現場施工による接合の2種類があります。
鉄骨建方中は、まず仮ボルトで接合し、建入れ直しをおこなった後
本締め用の高力ボルトに交換して接合していきます。

ボルトによる接合

【仮ボルト】
本ボルト(高力ボルト)を仮ボルトとして使用すると
精度調整などでねじ山が傷むなどの不具合が起き
本締め時に正規の軸力が導入されなくなる可能性があるため
本ボルトを仮ボルトとして使用することはありません。

 

【高力ボルト】
引張強度が高いボルトを用いて、高い摩擦力が生じるまで締め付けることで
部材同士を摩擦接合する方法です。高力ボルトには、「高力六角ボルト」、「トルシア形高力ボルト」
「溶融亜鉛メッキ高力ボルト」などがあります。


現場溶接による接合

鉄骨の溶接は、おもにアーク溶接にて行われ、母材(被溶接部材)と電極との間に発生した
アーク溶接熱によって、母材と電極、または溶加棒を溶融して、母材と母材とを接合していきます。

溶接継手では、突き合わせ溶接(完全溶け込み溶接、部分溶け込み溶接)、隅肉溶接が多く採用され
溶接後は、超音波探傷検査機を用いて、不良個所がないかを検査して安全性を確保していきます。

 


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